千葉で遺品整理のご依頼はネクストサービス千葉支店

【前提】生前整理と終活の違い

まず、「生前整理と終活は何が違うの？」とお考えの方に向けて、その違いを簡単にご説明します。

生前整理と終活には大きな違いはありませんが、厳密にいうと異なる部分があります。端的にいうと、生前整理は主に「ご自身の周り」に焦点を当てた整理で、終活はご自身の周りはもちろん「ご自身」にも焦点を当てた整理です。

生前整理は、身体的にも精神的にも元気なうちにご自身の身の回りを整理し、ご家族への負担を減らすために行います。

終活は、身の回りを整理したりご家族に残す財産相続を計画したりと、ご家族への負担を減らす面は生前整理と共通しています。加えて終活では、ご自身のこれまでの人生を見つめ直し、より自分らしく生きるための活動も行うのです。

ご両親の終活を進めるコツ

仮にご両親が生前整理をしてくれない、または終活に向けての準備をしていない場合、どのように促せばよいのでしょうか。

◇話し合いをする

まず、ご両親と話し合いをすることが大切です。「終活をして欲しい」というご自身の意見だけではなく、ご両親の意見にも耳を傾けることで、お互いの考えを尊重しながら終活を始めることができます。ご両親が「整理を始めたほうがいいな」と納得するように、正当な理由を話すことがポイントです。

◇伝え方に気をつける

例えば、「万が一、地震が起きたときに高い場所に物があると危険だよ。落ちてきたり、つまずいたりしたらケガをするから」など、ご両親を心配していることを伝えてみてください。

NGなのは、「どうせやらないから、私がやってあげるよ」「歳だから、できないでしょう」といった、親をなじるような言い方です。ご両親としてはいい気持ちにならないので、「それならばやらなくてよい」と言い出す可能性があります。

◇整理している姿をご両親に見せる

ご自身の持ち物を実家に残してある場合は、それらの処分から始めるとスムーズにいくことがあります。これから先、ご両親が亡くなれば、ご自宅を処分することが考えられるでしょう。その際に慌てないためにも、ご両親がご健在のうちに自らが片付ける姿勢を見せることで、ご両親も影響を受けて片づけ始めるかもしれません。

ここで気をつけるのは、「思い出の品」の処分です。ご自身にとっては不用品に見えるようなものでも、ご両親にとっては大切に取っておきたい思い出の品ということもあります。勝手に処分せずに、相談をしながら進めていくことがおすすめです。

箱を用意して「処分するもの」「取っておくもの」を区別します。もし取っておきたいものがあまりにも多い場合は、ある程度は妥協してもらうようにお願いするのも一つの方法です。

相続トラブルの回避

相続トラブルを回避できることです。子どもへの財産分与を親が元気なうちに決めておくと、今後考えられる相続トラブルを防げます。例えば、「長男には生命保険の死亡保険金」「次男には自宅を処分した際の定期預金」というように、細かな財産を分けておきましょう。お互いに納得してもらうと、後のトラブルになりにくいのです。

遺品整理の負担軽減

あらかじめ身の回りを整えておくことで、遺品整理が楽になります。死後の遺品整理は、時間的にも精神的にも大変な場合が多いです。「予期せぬ通帳が出てきたため、そのお金をどうするか」など、トラブルに発展するケースも少なくありません。

ご両親が元気なうちに生前整理をしておくことで、その場で話し合いができ、遺品整理をスムーズに行うことができます。

見られたくないものの整理

子どもや配偶者に見られたくないものを、事前に整理できることができます。どなたにでもある若かりし頃の思い出や、どうしても捨てられない手紙などをご自身の手で整理することができます。

生活環境の改善

知らないうちにため込んだものにあふれて生活するよりも、すっきりとしたなかで生活した方が気持ち良いものです。劣化してしまったものや不要なものを処分することで、生活環境を改善することができます。

掘り出しものの発見

終活や生前整理を行うと、思わぬ掘り出し物が出てくる可能性があります。例えば、先祖代々に受け継がれている「掛け軸」や著名画家の「絵画」が発見される場合があります。ネクストサービス・千葉支店で買取を行うと、なかなかの額になるケースも少なくありません。

人生の振り返り

生前整理で思い出の品を見つけることにより、今までの人生を振り返えることができます。自分史を書きたいと思っている方であれば、良い材料になるでしょう。

終活や生前整理には、上記のようなメリットがあることも、ご両親に伝えてみてください。